ピースデー・ジャパン共同代表の関根健次です。ピースデー制定に尽力したジェレミー・ギリーさんが初来日します。こちらに来日目的や、日本滞在スケジュールを記載します。各地での取材やイベントご参加をお待ちしております。
9月21日は国連が定めた国際平和デー、通称ピースデーです。元々は1981年の国連決議で制定されていましたが、決まった日付ではなかったため、認知されることが難しい状況でした。そんななか、1日からでもいいから休戦と非暴力の日としての意味付けを改めて行い、ピースデーを9月21日にすることに尽力した方が、NPOピース・ワン・デー創設者のジェレミー・ギリーさんです。彼の働きかけにより、2001年の国連決議で、全会一致によりピースデーが9月21日になることが採択されました。
「まずは、1年に1日でいい。この地球上に、戦争や紛争がない日、あらゆる暴力がない日を作ろう。いつの日か、これが365日になれば、平和という名で、世界がひとつになれる日が来るんだ。」
このような、一人の強い情熱、決意、志が、世界中の人々の心を動かし、ピースデーの認知度拡大や、制度化へとつながったのです。今では、約9.4億人もの人々がピースデーを認知するに至りました(2016年、ピース・ワン・デー調べ)。私自身、彼の行動に触発され、日本でピースデーを広める活動や、国際平和映像祭を2011年よりピースデーに合わせて開催するに至りました。
ジェレミーさんの活動が自身が監督した映画『ザ・デー・アフター・ピース』にまとめられています。
8月31日(金)から9月4日(火)、そのジェレミー・ギリーさんが初来日します。彼には日本と特殊な縁があります。長崎の原爆投下時、イギリス軍人として戦争捕虜として長崎にいた祖父は、原爆投下の様子を目撃して被爆したそうです。ジェレミーさんにとって、長崎と広島は運命の地です。東京都心、広島、そして長崎へとお連れして、彼のピースデーについての思い、平和へのメッセージを発信していただきます。広島、長崎では被爆者の方々との面会も予定しています。
来日スケジュール
8月31日(金)16:30- 東京都内で記者会見 出席者:ジェレミー・ギリー、川崎哲(ピースボート共同代表。核兵器廃絶国際キャンペーン (ICAN) 国際運営委員)、ピースデー・ジャパン共同代表ほか
9月1日(土)19:00 国立オリンピック記念青少年総合センター センター棟 417室(東京都) 主に学生向け講演会
9月2日(日)終日 千葉県 PEACE DAY 2018 出演(夕方)
9月3日(月)東京、広島:午前インタビュー、午後広島に移動。被爆者との対話。夜、講演会をハチドリ舎にて実施。
9月4日(火)広島、長崎:午後、長崎入り。長崎原爆資料館訪問等の後、講演。
【学生無料 】長崎で被爆したイギリス人戦争捕虜の孫で国連が定めたピースデー制定に貢献したジェレミー・ギリーさん講演会 ( 9月4日長崎)一般参加可能
ジェレミー・ギリー(Jeremy Gilley)プロフィール
ジェレミー・ギリーは国連ピースデー9月21日を制度化し、世界に広める役割を担っているNPOピース・ワン・デー(Peace One Day)の創設者です。2001年9月、ジェレミー・ギリーの尽力によって世界的な停戦と非暴力の日として、国際平和デー、通称ピースデーが9月21日に制定されることが国連総会決議の全会一致で採択されました。ピースデーは国連機関やNGOが、世界一斉に緊急支援活動を集中させる機会です。
世界的な停戦と非暴力の日ピースデーのインパクトは大きく、毎年、ほとんどの国でピースデーが何百万人もの人々の積極的な参加によって祝われ、数百もの団体が、紛争地で緊急支援活動を行っています。
ピースデーが実際に機能することを証明するため、ジェレミー・ギリーとピース・ワン・デーのアンバサダーであるジュード・ローがアフガニスタンを訪れ、長年に渡り到達できなかった地域で、450万人もの子供たちへのポリオ予防接種キャンペーンを行いました。それ以後ジェレミーはピースデー9月21日を制度化させるため世界中で活動を続けています。
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